目的。

妹が進学か就職か悩んでいるらしい。
7つ下の19歳。

ぼくが小学生のころ、まいにち子守りをまかされていたのもあって、
妹はいまでも赤ちゃんの感覚があるというのか、
ほんとうに幼いイメージしかない。

いつのまにか形は大きくなっているんだけれど、
一緒に暮らしたのは彼女が11歳のころまでだったから、
なおさらなのかな。

バイトして学校して、仕事を語るなんてなんだろう、となる。
いま出来ることを、
いま精一杯好きなことを、
擦りあわせて一生懸命になればいいと思うよ、と言っておいた。

不安そうな、わくわくの顔をしてた。
子供は無力で、自由だ。
あれは、そういう表情だった。


今日もよんでくれてありがとうございます。

鉛筆と消しゴム。
まったくちがう仕事をして、まったくおなじ目的で。