クツを揃えて。

ふじたゆかりとイワクニマユさんの
「クツを揃えて」を観にいった。

アオツキ書房という
堀江の本とレコードのお店の3階で、
2人のピアノと、声が響いてた。

いつものような毎日になにか添えるとしたら、
音楽がぴったりだ。
いつだってそうおもうことを、また確認させられた。

ぼくが生きていることなんて夢みたいだ。
たぶん、夢なんだろう。
ふわっとしていて、
思うようになんかいかなくて、
とてつもない理不尽があって、
ふだん話せないような人に話して、
誰にもすぐ忘れられるようなものだろう。

そうなふうなことを、
彼女の歌を聴いて、いつでもおもう。

だけど、夢は続いているんだ。
まだまだ、続くのかなあ。
それはそれで居心地いいよ。夢。

「たいせつなものなんてないといってほしい」

「あしたせかいがおわるらしい」

言葉はほんとにおそろしい。
辞書にはのってない意味ばかりだ。
ひとりひとりが違うことを、とらえてしまう。

今日もよんでくれてありがとうございます。

あなたはほんとうに生きているのか、
喉のところに、シリアスにぐっと突き付けてくる。
でも、表情は和らいで冗談だよって言ってくる。
そういう優しい、うたをうたっていた。